孤島アーティスト(2025)
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彩海(Cover)

彩海 (さいかい)


概要

本作は令和時代における私のデビュー作で、情感あふれるJ-Pop楽曲です。メロディと歌詞を通じて、孤独や希望を表現しています。

歌詞

流れて

迷って

波の向こう

涙、痛み

暗闇 へ

いのち、腐って ゆらり

色 滲む

終わらない


雲を越え 霧になる

日界線に 潜む

過去に倦む

暮らしが めちゃくちゃ

溶けるよね

僕の景色がぼやけて消えた

彩に溺れる

深海熱泉に 身を沈めて

不条理が 自由を育む

夜明けの 道は自分で選ぶ


最後は あの干潟の 湾だ

迷うのは人生の当たり前

エルクと波が帆を揺らすよ

カモメは最後の所有を食べた

ないよ

海岸線 は見えない

色ある場所 岸を従え 崖を侵す

落ちる

海食崖には跡ばかり

落ちる

きっとずっと落ち着けなくて

見える 孤独のまま 沈むのかな?


島が凍る

悲しみを歌う

風は惑い

命が滅びる

嘆くだけね

凍えた櫂

はぁ...最悪

氷河唸って

ふるえてなお

飽きたのかな?

彼方 消える

雪 埋もれる

果てない日々 霜に縛られ

期待して

溶ける日を


ねぇ?ねぇ!


潮 色づく

氷 割れる

色めく世界が また目の前

元々 違う世界 生きてた

次元の 壁 解ける

今日が来た

喜び 咲いた

待つ日常

航路に還る

さいかいの域

遮られないよ

未来へ駆けて 雲は散る

光が射す

引き潮 煌く

迷いよ、さよなら!


夢も忘れ

腐って

無色

尽きない輪廻

止まって

夜空の 星を

見ながら

時間慎み

海の 色は 虹に溶けた

嘆いて

漂泊へと


創作チーム

編曲:四つ葉ココちゃん

作曲:四つ葉ココちゃん

作詞:四つ葉ココちゃん

ミキシング:四つ葉ココちゃん

マスタリング:四つ葉ココちゃん

ヴォーカル:四つ葉ココちゃん

アーティスト:四つ葉ココちゃん

アルバム曲目

  • さいかい / 日本語(BPM:152)
  • 彩海 / 中国語(BPM:152)
  • 彩海(Instrument)(BPM:152)
  • 彩海(Symphony) (BPM:152)* 特別曲目
  • 彩海(Audio Podium)(BPM:152)
リリース日:2025年7月14日(月) (もしくは7月16日(水))

Movie

ただいま準備中です…(日付未定)

予告をご覧ください


✦ 『彩海』の物語 ✦

この曲の歌詞は、ある少女の心象風景を描いたファンタジックな物語です。


彼女は中国・広州の南沙区で生まれ、重度の精神疾患を抱えながら、日々「現実から逃げたい」と願っていました。

長い間、休学していた彼女でしたが、ある日、こう決心します。

「もう一度、前に進みたい」

それは、アルバイトで貯めたお金をすべて使い、北極の景色を一人で見に行くという無謀な旅でした。


彼女はこっそりと家を出て、二手のヨットに乗り、近海をゆっくりと進みはじめます。

ところが、ベーリング海峡付近で突然の嵐に巻き込まれ、無人島に遭難してしまうのです。


そこには、たった一頭の**ヘラジカ(ムース)**しかいませんでした。

少女は毎日、氷を自分の体温で溶かしながら生き延び、ヘラジカはなぜか毎日魚を届けてくれました。


…でも、少女はその優しさを素直に受け取れません。

「これは施しだ」と感じてしまうのです。

彼女は、現実から逃げたのに、また誰かに“救われる”ことが怖かった。

灯台の光すら拒むように、ただただ、深い闇へと沈んでいく。


——やがて、凍死寸前の少女は、謎の二次元キャラクターに助けられます。

目を覚ますと、すべては出発する前の夢でした。

そして彼女は決心します。旅には出ない。

それでも、生きていく。日常の漂流のなかで、また一歩を踏み出すのです。

裏話

『彩海(さいかい)』についての歌詞

『彩海(さいかい)』は、“あえて完璧にしない”ことを意識して制作した一曲です。

歌っているとき、私は「上手く歌おう」とは一切思いませんでした。むしろ、どうすればこの歌を“未完成”に聴かせられるか、そればかりを考えていました。


レコーディング中は、高音を出すことも避け、わざとだるくて、眠たくて、疲れ切った声で歌いました。

その代わり、アレンジでは思い切って日本のシットコム的なコメディ感・交響曲的なダイナミクス・ロックの荒さを融合させました。


各楽器パートにはまったく異なる感情を込めています。

それが結果的に、主人公の複雑な内面を浮き彫りにしてくれました。

バラバラな感情がぶつかり合いながらも、どこかで調和して共存している。

——それこそが、この曲における“仮面の笑顔”の根っこにあるものなのです。

彩海裏話
四つ葉ココちゃん × アルバム『孤島アーティスト(2025)』よりTrack 01 - 物語
Noteでの彩海の裏話