これは未来廃墟の中での思索をテーマにした作品で、楽曲は交互に変化し、「不条理主義」の存在を深く描き出します。
世界 堕ちて
封じ込め
揺らぎ 堕つ
グルリ
ぐるぐる 視界 消失
堕ちる しか ない
堕ち ゆく
窓から逸れる
どこだ!
世界 が 褪めて 影の中
Na?
灰に墜ちて 砕けゆく影
物質争い 巻き込まれる
あ~
廃墟でも黙る
乱世を 見上げる
くさる 始まり
墜ちて 廃棄物
終わってるよ
攻めの乱れに 生死が回る
そっと横たわる 吐息?終焉?
救いを奪うのは 新生か 輪廻から?
そっと見てる 気紛れ
しーんとして
霧を満たす
窒息は、荒廃は深まる
破滅!
窓枠に ツヤ無し
誤傷が生む
浮遊空心
枠だけ守って
従わない ME
乱れ 撫でる 金属の泣
廃墟を 風が 運び抜ける
居場所 再建 待つ
融解した後 超現実
回収所で見る
新たな謀、誕生
影に火花かな
沈静で終か?オーバー
中に制限
景色 一方へ
回折が 呼応
影に 変転
何日後か 荒野に静置
それは なんで?
ガラスに合わず 嘆き乱れ
はマジ限界!
光害続き ただ灯を感じ
フラッシュ イン ターンズ
邪魔しないで 僕の日々
願うは葉の下へ......
堕つ
鋳て 無意味
吐息 争い
のみ過去が 腐敗
反射す
往き 月
観測後ね
やっぱり ループ でしょう
端っこで 救いが 駆け抜ける
居場所 再建 待って
燃えている 後現実
取引後
謀略 たぶん 成功
世界 進む レールを
自然 切れ? なんで?
中に制限
景色 一方へ
回折が 呼応
影に 変転
秩序再建
乱は一時
鏡面と水面
煌めき 差す
整然と守って…どこよ?
漂って
理想 風に揺られ
窓から逸れる
どこだ!
世界 が 褪めて 影の中
Na~
Ha~
灰に墜ちて 砕けゆく影
物質争い 巻き込まれる
絶叫デモで 執念人性を侵す
流域社会上 後現実 錆びた自然
余光に生命 移行し墜ちる
思い出、長河尽きる
Three,Two,One!(3,2,1)
( サックスソロ )
偽り繁栄
錆びている 滅都市に景を
見えない
貫通し、反射し
全てが 窓に 映り
墜ちる
監視す
屈折す
変転すれ ど不変のコア
駅に佇む
反転世代渡し場輪廻
蔦が蝕む... それ、君?
熱風に 未来の影が燃える
世界選び 捨てし争いと平穏
雲海転覆する 映る 人と物 双生双滅
( 弦楽ソロ )
草原に天秤
骨は養分
風がそっと
煌めき 差す
枠に 生機と
不安定
漂って
世界 風に寂れ
編曲:四つ葉ココちゃん
作曲:四つ葉ココちゃん
作詞:四つ葉ココちゃん
ミキシング:四つ葉ココちゃん
マスタリング:四つ葉ココちゃん
ヴォーカル:四つ葉ココちゃん
アーティスト:四つ葉ココちゃん
ただいま準備中です…(日付未定)
この楽曲の舞台は未来世界。
五十階から落下した一枚の窓ガラス。
未来の争乱のただ中で、通りすがりの誰かがその窓を盾に使い、銃弾を受けて砕け散る。
残された窓枠は、路傍に横たわり続けていた。
ある日、ひとりの拾荒者がそれを見つけ、トラックに積み込み荒野を走り抜ける。
砂塵に包まれた世界で、窓は「ようやく戦乱から離れられるのか」と思う。
しかし拾荒者の目的は、窓枠を武器の材料にできないかということだった。
彼らの集落は新たな反乱軍の拠点。
情勢に急かされるように、翌日には主城へと出発する。
窓はその光景を黙って見つめ、「結局は争いと政権交代の繰り返しではないか」と疑念を抱く。
やがてそれは現実となり、主城は沈黙し、逃げてきた人々の断片的な言葉からも、権力が奪われ、新たな反乱が生まれていることがわかる。
そして突然、主城から広がった大爆発が都市全体を呑み込み、未来都市は瓦解し、跡形もなく消えた。
窓は遠い記憶を呼び戻す。
1990年、ジャズサックスが鳴り響く酒場で踊る人々。
2025年、電子サックスに合わせ、誰もが孤独に家で揺れる姿。
だが今、未来世界は暴乱に沈み、恐ろしい声が未来の崩壊を告げ続ける。
窓は草原に横たわり、自然に還るような景色の中で人類誕生以前の世界を想う。
この循環のなかで人類は滅び、やがて再び現れるのかもしれない。
窓は人類の存在の最後の証として……ただ「もう少し眠らせてほしい」と願う。
カバー写真は、スーパーへ向かう途中にふと目にした一本の電柱だった。
周囲にはゴミ収集車が停まっていたが、空へ四方に伸びる電線があまりに美しく、思わずシャッターを切った。その後、故障(グリッチ)加工を施し、ジャケットへと昇華させた。
「なぜ窓の曲なのに、電柱の写真なのか?」とよく問われる。
それは──窓の視点から見た風景だからだ。
四方に枝分かれする電線は、まるで「生命の中枢」のように脈打ち、窓という存在が持つ「つなぐ役割」を暗示している。しかも偶然、その構図は大きな「X」を描いていた。──それは同時に、「過ち(エラー)」の象徴でもある。
タイトルを『Future Window』としたのも偶然ではない。
「未来の窓」と直訳せず、“Window”がコンピュータのWindowsを想起させ、二重の意味を宿すからだ。さらに“Future”には音楽ジャンルとしてのニュアンスがあり、曲に独特の未来感を与えている。
当初はエモーショナルなロックとして構想していたが、最終的に選んだのはエレクトロニックな質感だった。ガラスを「カタカタ」と叩くような清澄なサウンドが、未来世界を切り取るにふさわしい透明さを曲に与えてくれた。
こうして『Future Window』は、孤島アーティストという群像の中で、確かな息づかいを放ち続けている。